1年半の闘病の末、父が亡くなってからもう33年を越えました。
まだ62歳でした。
その父が闘病中、子ども時代に食べた「きんつば」をもう一度食べたいと言ったことがありました。子ども時代を鹿児島で過ごした父でした。
当時、コレか?と思うものを見つけるたびに持っていきましたが、どうも違ったらしい。結局、父の思い出の中のきんつばと再会させてやることはできませんでした。
昨日、ラジオ局に届いたお菓子のお裾分けを頂き、今、開けて…

小豆がいっぱいあって、それを固めてあって、四角いんだ。。

あの時、縁側に座り、庭を眺めながら言った父の姿と声が、ピューンと音を立ててタイムトリップしてきました。

お父さん、コレ?


返事が聞こえないのが残念です。
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